当協会は、神戸大学大学院国際文化学研究科と産学連携に関する協定を2024年3月29日(金)に締結いたしました。また同日、北海道ニセコ町との間において、地域人材の育成、地域社会の国際化等を促進することを目的とした協定を締結いたしました。

神戸大学大学院国際文化学研究科と当協会の取り組みについて

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 今回の協定締結を契機に神戸大学大学院国際文化学研究科と当協会は、以下5項目において緊密な連携を図ります。

(1) 国内外への国際認証を活用した持続可能な地域づくりの普及活動

(2) GSTC公式トレーニングの開催

(3) グリーン・デスティネーションズなど観光地の国際認証に取り組む地域支援

(4) 国際的に活躍できる持続可能な観光人材の育成

(5) 台湾、韓国などで国際認証を活かした持続可能な観光に取り組んでいる観光地との交流

 今後は、神戸大学大学院国際文化学研究科が保有する幅広い知見、ネットワークを生かしながら、当協会が展開する国際基準に基づく観光地のサステビリティ診断支援事業等を推進し、より魅力的な地域づくりに貢献してまいります。

ニセコ町と当協会の取り組みについて 

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 今回の協定締結を契機にニセコ町と当協会は、以下5項目において相互に連携を図ってまいります。

(1) 国際認証を活用した持続可能な観光の推進に関すること

(2) 地域を担う人材の育成に関すること

(3) 地域文化の振興に関すること

(4) 地域社会の国際化に関すること

(5) その他、この協定の目的の達成のために必要と認めるものに関すること

 これまで当協会が実施してきた、ニセコ町の持続可能な観光に関する包括的な支援、および町立ニセコ高校の「持続可能な観光教育」の支援を基盤としながら、本協定締結により、更に幅を広げた連携強化を図ってまいります。

神戸大学大学院国際文化学研究科について
 神戸大学国際文化学研究科は、異文化共存を見据えた文化研究の先端的領域を開発し、人類文化を把握するための新たなパラダイムを構築することをその理念としています。そしてそれを実現するために、以下の5つの研究目標を設けています。
1,文化を複合体と捉え、異文化間の関係性を視座として文化研究を行う。
2,複合体としての文化を、衝突、融合、交渉などの異文化間の相互作用という視座から、動態的に研究する。
3,グローバル化する現代世界の文化変容を多角的に研究する。
4,言語や情報に関わる先端的コミュニケーション研究の開発を行なう。
5,中心/ 周縁、文明/ 未開、先進/ 後進などの一元的で単眼的なパラダイムから、多元的で複眼的なパラダイムヘのシフトを実現し、現代世界の文化動態に則した研究方法を開拓する。

ニセコ町について
 北海道後志管内のほぼ中央に位置し、東に蝦夷富士の愛称で親しまれる羊蹄山、北にニセコアンヌプリを望みます。観光客が多く訪れることでも知られ、夏季は体験型アウトドアスポーツ、冬季は世界に誇る雪質の大規模スキー場でウィンタースポーツが盛んに行われています。さらに、国から「環境モデル都市」に選定されており、環境政策に力を入れて取り組んでいます。
 また、ニセコ町は2001年に、全国で初めて「町の憲法」といわれる自治基本条例「まちづくり基本条例」を制定しました。それにより、「住民参加」と「情報共有」を大切な柱とし、助け合いながら街づくりを進めています。基幹産業は農業と観光業。農業では、馬鈴薯、メロン、アスパラの質・味ともに高い水準を誇り、全国的に評価されています。

【神戸大学大学院国際文化学研究科】
所在地    :兵庫県神戸市
研究科長   :梅屋 潔
ウェブサイト :http://web.cla.kobe-u.ac.jp/

【ニセコ町】
所在地    :北海道虻田郡ニセコ町
町長     :片山 健也
ウェブサイト :https://www.town.niseko.lg.jp/